南アルプス 野呂川小仙丈沢


7月三連休を利用して、南アルプスの小仙丈沢に行ってきました。初小仙丈沢!
当初は奥利根のヘイズル沢に行こうと計画していたのだが、尾瀬の天気予報は絶望的だったので、代替案として南アルプスへいくことに。


山域:南アルプス、野呂川小仙丈沢
日程:2016年7月16日~17日(夜発日帰り)
メンバー:6人
装備:ロープ30m×1、50m×1


16日 都内→芦安駐車場
16日20時、都内を車で出発。今回のメンバーは28、27、27、22、22、22才とキレイに3:3の年齢構成V6的な?今回のプラン準備は全部カミセンの3人がやってくれました(笑)しかも、私はこの三人とは今回初対面。
今日の目的地は芦安駐車場です。マイカー規制のため、夜叉神峠までしか車ではいけません。しかも、夜叉神峠は満車らしいので、今日は芦安駐車場まで。
談合坂SAで、腹ごしらえしつつ、地図読みあわせ&装備分け。

17日 芦安駐車場(5:30)→広河原(6:50)→野呂川出合(7:00)→小仙丈沢入渓(8:00)→二つ目の大滝上(11:00)→稜線(13:00)→北沢峠(14:30)
4:40、起床。テントの入口開けっ放しだったのがいけないのだが、蚊に刺されまくった。みんなそうだったみたいで全員寝不足。
5:30、予約したタクシー到着。広河原まで一万円(一律らしい)。広河原からさらにバス。広河原はすごい登山者の数!連休だし登山シーズンだしね。広河原から北沢峠行きのバスに乗り、野呂川出合で下車(7時頃)。ここから野呂川沿いの林道を歩く。ぼくら同様に沢登りに来た人や、あとは釣り人も数人いる。30分ほど歩くと小仙丈沢出合に着く。沢支度を整え8時頃入渓、ほかにも2パーティほど小仙丈沢に入渓する人たちがいた。
林道を進む

トップはOくんで出発。そもそも水量の多くない沢らしいが、雨で増水ということは特に心配なさそう。最初の堰堤を乗り越え、ゴーロをずんずん進んでいると Oくんが遅れ出す。あんまり気にせず歩いていたがどうやら足をくじいたらしいので、ちょっとストップ。サポーターを巻こうと靴を脱ぐと、若干足首が腫れている。そして、相当に痛そう。非常に言いづらそうに「このまま歩くのは厳しい」というOくんの自己申告。入渓早々、なんでもないゴーロで……
大滝 一つ目
林道まで、今回リーダーのSくんがお見送り、我々はその場でSくんの帰りを待つ。9時過ぎSくん帰還。Oくんを無事に送り届けたとのことだが、若干イラつくSくん。Oくんの持っていたロープはKさんが持ち、気を取り直して再出発。

5人となってしまったがその後の歩みはスムーズ(笑)。最初の大滝はささっと右を巻く。二つ目の大滝は左の枝沢を登ります。「フリーでいけるでしょう」とKさん。「そうっすね」と私。序盤は階段状だし、テラスになっているとこもあるので特に問題無し。最後落ち口付近は高度感もあるしシャワークライムになるし、ちょっと怖い。登り切って後続を気にかけるが、続いてきているし大丈夫か。Kさん先に行っちゃうし…この辺りで雨がそこそこ降ってきた。沢の水もなかなか冷たく、体が冷える。

この後は、連瀑帯等あるものの平凡。トイ状の滝を越えたところで、沢が伏流する。今日はカールで一泊する予定である。忠実に大きな沢筋を詰めていたところ、小仙丈沢経験者のIくんが「ちょっと西に行き過ぎている」と。カールの入り口は狭く急になっており、西に進むのはそこを越えた後とのこと。確かに地形図を確認するとそのようだ。そこで少し戻り右手の沢筋を進む。霧で上が全く見えないが、踏み跡あるし合っていそう。
進んでも進んでも、急な登りは終わらない。高度計の表示は2700mを越えた。いくら天気悪いからってそこまで高度計も狂うまい。これは稜線に向かっておるぞ!?ここまできてしまうと、もはや進むしかない。いつの間にかかなり先を登るSくんがなにやら言っている。「登山道着きました〜」
というわけで、どうやら最短距離で稜線に上がった我々、まだ13時。帰れるね…

下山後、Oくんと連絡を取るともう自宅についたらしい。そして医者に行った結果、剥離骨折だったということが判明、全治4週間…お大事に。


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