正月登山 南アルプス・伝付峠〜悪沢岳
ただ、今年は頑張って3泊4日の行程で。雪山で3泊は学生の頃以来かもしれない。
山域:南アルプス・悪沢岳
ルート:新倉〜伝付峠〜二軒小屋〜千枚岳〜悪沢岳 往復
日程:2017年12月29日〜2018年1月1日(前夜泊3泊4日)
パーティ:6人
装備:雪山一般 + ヘルメット、30mハーフロープ1本
カメラ:GoPro Hero3
12/28:東京〜新倉(林道の奥までいって、発電所のとこに車停められる)
今回は二台に分かれて出発、談合坂で落ち合う。22時頃には新倉ついたっけ。新倉からの道はあんまりよくありません。自分は運転していないけど、、、
途中ヘリポートがあってその付近に停車できるような情報があったけど、それがどこなのかよくわからず、林道終点の広河原までいったら、発電所のところが広々として停車できた。凍結やら雪やらの恐れもあるので、この時期以降はここまで入るのはよろしくないかも。
12/29:登山口〜伝付峠〜二軒小屋(行動時間、約8時間)
朝来たのかな?車二台が現れる。8人のパーティだった。我々と同じルートらしい。
まずは沢沿いの道。地形図にある旧登山道ではなく、真西に小沢に入り、八丁峠という小さな峠を超えて、沢筋に降り立ち旧道に合流する。八丁峠で、先に出発していた8人パーティに追いついた。
伝付までの登山道はそんなにしっかり整備されているってわけではない。迷ったりはしないが、時折仕事道らしき踏み跡と区別がつきにくい。伝付峠は標高2000mあり、今日は1000m超アップ。1700mくらいから雪がつき始める。6時過ぎに出て、昼くらいには伝付到着。伝付につくと西からの風を受けるので結構寒い。
その後、ひたすら下り14時頃には二軒小屋。畳張りの立派な冬期小屋が利用できる。標高も1400mまで降りたので、気温もそこまで低くない。大晦日もここで過ごすことになるだろう。
この日二軒小屋は、僕ら6人と、8人パーティ、さらに単独の人と総勢15名の賑わいとなった。
12/30:二軒小屋〜マンノー沢頭〜千枚小屋(約10時間)
5時過ぎまだ暗いうちに出発。今日はラッセルだろうし、体力的には核心か。
吊り橋を渡ると一気に登る。ひたすらのぼる。踏み跡がある。そのおかげで割と順調に登っていく。
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樹林帯を登る |
しばらくいくと単独の人と出会う(二軒小屋に止まっていた人とは別)。体調が優れず引き返すそうだ。お気をつけて〜
そして、踏み跡はなくなる、、、!!あの方がつけてくださっていたのね。
ラッセルを頑張る。6人で交代しながら。時折深いところもあり。マンノー沢くらいまでは順調にいく。多分12時くらいにはついてたかな。
しかし、そこから雪が増えてきた。今年は例年より雪が多い。例年でもこの辺はラッセルだろうけど。
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樹林帯を出て視界が開ける |
登り切ると千枚岳をトラバースして、椹島方向にくだると千枚小屋に着く。
トラバースと下りなんで、今日の仕事は終了!と気を抜いていたら痛い目にあった。
下るとまた樹林帯に入り、大変な雪の量。。。下りでもキツい。埋もれる。。。登山道もどこなのかわからんので、斜面を小屋めがけて一気に下った。16時、千枚小屋着。
ここは二階部分が冬期解放で、今日も快適な小屋泊まり。ちなみに、ちゃんとテントも持ってますからね。
12/31:千枚小屋〜千枚岳(〜悪沢岳アタック)〜二軒小屋(約10時間)
5時出発。真っ暗である。そしてめちゃ寒い。黙々と千枚岳めがけて登る。一時間かけてなんとか樹林帯を抜けると、マンノー沢頭側からトラバースして登る明かりが見えた。後で聞いたところ、マンノー沢頭付近で幕営し深夜2時ごろから行動してきたらしい。
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赤石岳、千枚岳山頂付近から |
なんとか天気は大丈夫そう。風はそこそこ強い。日が高くなるにつれ、天気は崩れるようなので、ひどくなる前に千枚岳まで戻ってきたいところだ。
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富士山の肩から太陽が出てきた |
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悪沢岳へのアタック、行きは晴れていた |
悪沢岳へアタック。左前方には赤石、右手には蝙蝠尾根&塩見が見える。風が強まりつつある中、悪沢岳登頂。めちゃくちゃ寒いが、写真をとりつつ暖かいコーヒーを飲んで一休みし、千枚岳まで戻る。ここで登ってくるパーティとあったが、すでに相当の荒れ模様。今から悪沢はなかなか厳しそう。。。
その後、ひたすら尾根を二軒小屋までくだる。この日大晦日の二軒小屋は我々のみ。8人組パーティは戻ってこなかった(マンノー付近でもう一泊だろう)。
1/1:二軒小屋〜伝付峠〜新倉
初日の出を伝付で拝もうと、4時半出発。
黙々と伝付峠まで登る。地味に600mありキツい。空が明るくなる中、伝付峠に到着。少し東に下った展望の良いところで日の出を見ようと急ぐ。
2018年も安全に楽しく登山を満喫できることを祈念するばかりである。
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